なんでも人類は嗅覚の経路を2つの方法で操作しているそうです。
ひとつは他の動物にも見られる、鼻から香りを嗅ぐ経路“オルソネーザル”、もうひとつは、人類にしか備わっていない喉からこみあげる香りを嗅ぐ経路“レトロネイザル”というらしいです。
実はこの“レトロネイザル”こそが「味」をつかさどっているらしく、最新の脳科学では味の判断はなんと80%がこの嗅覚、舌で味わっているのはわずか20%なんですって!
例えば夏に皆さんが口にするかき氷。味覚センサーにかけると全く同じ味らしく、実はカキ氷の味の違いは色と香りの違いだけ。更にわさびとからしの辛味成分も実は同じ物質で、やはり大きくは香りの違いだったのです。
不思議なことですが、香りは味の決め手に非常に重要なファクターなんですね・・・